スクリーンからメディア環境をとらえた「スクリーン利用実態調査」を発表
メディア環境研究所は、従来から「メディア定点調査」を実施し、メディア環境を定点観測してきましたが、このたび、メディア環境を“スクリーン”という視点からとらえた「スクリーン利用実態調査」を実施しました。テレビ受像機、パソコン、スマートフォン、タブレット端末、プロジェクターなど、生活者が接触する“スクリーン”の増加。そして、テレビ放送、見逃し配信サービス、動画配信サービスなど、“スクリーン”で視聴されるコンテンツの多様化。こうしたメディア環境の変化をとらえる試みです。メディア環境研究所は、「メディア定点調査」に加えて、生活者の“スクリーン”利用実態からメディア環境を定点観測していきます。
調査結果からは下記のようなポイントが明らかになりました。
①1日の中でスクリーンに触れている時間は、12時間11分(731.2分※)
・テレビやスマートフォンなど5つのスクリーン接触時間の合計は、12時間11分(731.2分※)。
・接触時間が最長のスマートフォン(238.3分※ )と次いで長いテレビ(236.0分※ )は僅差。
②「テレビ番組(リアルタイム)」「無料動画配信」「インターネット」が接触時間のトップ3
・スクリーン接触時間12時間11分(731.2分※ )のサービス別の内訳は「リアルタイムのテレビ番組(137.6分※ )」「無料動画配信サービス(101.1分※ )」「動画視聴以外のインターネット(99.1分※ )」がトップ3 。
・各スクリーンの利用はサービスごとに異なっており、生活者の多様なスクリーン行動が伺える。
③「テレビ番組(リアルタイム)」の2割はテレビスクリーン以外で視聴
・テレビ番組(リアルタイム)の2割(21.3%)はテレビスクリーン以外で視聴されており、有料動画配信サービスの約4割(36.2%)がテレビスクリーンで視聴されている。
・テレビ放送を視聴できるスクリーンの増加に加えて、テレビスクリーンでは有料動画など多種多様なコンテンツを視聴できるようになり、“テレビを見る時間” は多様化している。
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※時間は、のべ時間(1日あたり/週平均)
※引用の際には、「出典:(株)博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所「スクリーン利用実態調査」と記載してください。
※掲載している情報/見解、研究員や執筆者の所属/経歴/肩書などは掲載当時のものです。